人生フルーツ—庭に流れる「まっすぐな時間」と「まるい時間」

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とても、口当たりの良い映画だった。

ともに白髪をなびかせる老夫婦。木立に囲まれた家に住まい、手間暇かけられた一品一品が食卓に並ぶ。何十年も愛用の台所用具を使い続け、付き合いある人への手紙を毎日したためる。映画の冒頭、海苔をコンロで炙るシーンは、彼らの暮らしを象徴する一コマだ。

「これぞ、”丁寧な暮らし”だな」

そんな平凡な感想を抱かせて、映画は始まった。

しかし、時間が進むにつれ、どうも様子が変わってくる。

ふたりの暮らしぶりが変わったわけでもない。口当たりの良さもそのままだ。ただ、どうも簡単には飲み込めない、ずしんとした重量が口の中に生まれてきたのだ。

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『星空のカラス』—彼女が石を握る理由

星空のカラス

突如囲碁界に現れた新星、アルファ碁先生のおかげで、ニュースでも碁の話題をよく見かけるようになった。囲碁の対局勝負というよりも、「人間 vs 人口知能」という構図になっていたこともあり、囲碁のことをよく知らないという人にも興味を持ってもらえる、嬉しい機会になったと思う。

で、あればこそ、今こそ碁の魅力を伝えたい!

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[囲碁に馴染みがない方に] 人間はアルファ碁にどう立ち向かったのか

普段は本を紹介するのがメインで、加えて3年近く放置してしまっていた当ブログなのですが、囲碁界の「人類 vs アルファ碁」の大波乱を見た結果、いてもたってもいられずこの記事を書き始めました。人類代表を担ったイ・セドルがどのようにアルファ碁と闘い、囲碁界の人々がどれだけ驚愕したのか。それを、なるたけ囲碁を知らない方にも伝わるようにお話したいと思います。

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いつか自分だけの本屋を持つのもいい〜江口宏志・中西孝之〜

東京芸術学舎によるアートカレッジ「いつか自分だけの本屋を持つのもいい」。初回はブックディレクターの幅允孝さんでした。

いつか自分だけの本屋を持つのもいい〜幅允孝〜

第二弾は、本屋ユトレヒトの江口さんとschooの中西さんが登壇し、nomazonについて話されました。


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いつか自分だけの本屋を持つのもいい〜幅允孝〜

京都造形大学が行っている、東京芸術学舎というアートカレッジがあります。

東京芸術学舎
http://gakusha.jp/tokyo/


この中の1つ、いつか自分だけの本屋を持つのもいいという講義に参加しました。
全5回、始めの授業はブックディレクターの幅允孝さんでした。


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