ねこみち

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寒い冬のこたつには、春の日差しがつまってる。

息してる
それだけで嬉しいや




岩岡ヒサエの優しいタッチが描く、ねこのマンガ。
というか、ねこのいる生活を描いたマンガ。

ほのぼのとしていて、それぞれがそれぞれのしたいことをして、でもそれがうまく混ざっている優しいマンガ。

クスリと笑えるようなマンガなのだけれど、ギャグだとか、コメディなのかって言われると少し違う。

本人たちは笑わせる気なんてなく日々を生活していて、でもちょっとずれてる行動に、覗き見している僕らはちょっと笑ってしまうような感覚だ。
悪人なんて出てこなくて、みんな温和に、真摯に、何気ないねこのいる生活を送っている。

微笑ませるだけじゃなくて、ちょっぴり切なくなったりする話もある。
でも、切なさや悲しさの押し売りは、ない。

当然と言えば当然で、彼らは彼らの生活をしてて、僕らはそれを覗いているだけなんだから、「ほら、こんなに切ないんだよ」なんて本人が言ってくるわけない。
適度にほほえましくて、ちょっぴり切ない。

巻末のコメントも作者がこたつに入っている絵で、今僕がこたつに入ってるからだろうけど、なんかこたつみたいなマンガだなぁ、となかば無理矢理思ってます。

いや、こたつって、暖房器具としての性能ってそれほど高くないと思うんですよ。
局所的に暖めるだけだし、エアコンで暖房付けてしまえば部屋全体を暖められるじゃないですか。
でも、現に僕は、上半身は寒いですけど、こたつに足をつっこんでぬくぬくしながらこれを書いています。エアコンはつけずに。

全身ばっちりポッカポカ!というわけでは決してないですが、この「ぬるい暖かさ」が心地いいですよね。

この本も、切なさだけじゃなく、感動だとか、考えさせられるような思い、なんてものは見せつけてきません。
でも、ぽかぽかと、ほのぼのと、あたたかい。

あ、ここまで来てなんだけど、春の日差し、ていう表現のほうがあってるかも。
ということで、今キャッチコピーが決まりました。

心を休憩させたい時、手に取ってみてください。



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