文学バー・カフェ Liseur 〜リズール〜/途中下車の味

IMG_6252

本とカレーのある隠れ家。







大きなペンが特徴的な、文学バー&カフェのリズール。ここでランチをいただきました。
13:00〜18:00はカフェタイム、以降はバータイムとなっています。
壁には本棚が設置され、暖かい照明のゆったりとした空間が作られています。地下の隠れ家、といった感じですかね。







リズールは、芥川賞作家の玄月さんがプロデュースされたお店です。作家さん運営のカフェ、って中々お目にかかれないですよね。
カフェタイムが始まる13時ちょうどにお邪魔したので、お客さんは自分ひとり。
女性スタッフの方がひとりで切り盛りしていました。

頼んだのは、カレー。
リズール一押しのメニューらしいです。



独特の味でとてもおいしかったです。
スパイスがきいているんですが、辛かったり刺激が強いわけではなく、心地よく口に香りが残るような食べ心地で満足できました。

さて、このカフェの素敵な特徴の1つが、置いてある本を読めることです。
それだけだと普通のカフェと変わらないような気がしますが、ここリズールではしおりが用意されていて、それを読みかけの本に挟んで、次回来店時に続きから読めるという親切なサービスになっています。






壁一面の本棚が、まるで自分のもののように思えてきて不思議な充実感を覚えます。
落ち着いたお店ですので、贅沢に読書に集中することができそうですね。

余談ですが、トイレがとてもきれいだったのでついシャッターを切ってしまいました。

リズール

随所におしつけがましくないこだわりが満ちています。


さて、ほとんどの本は読書専用のものなんですが、一カ所だけ古本屋さんの出張本棚があり、そこにある本は購入することができました。
なので、一冊買わせていただきました。


作家宮脇俊三が、編集者とともに「万事未定」をテーマに途中下車をして食を探す旅行記です。

他人が作った本棚を眺めるのも、小さな小さな旅のような気がします。
何ともなしに本の背表紙を眺めて行き、「お、これは」と思ったところで手を伸ばし途中下車。

本が胃袋に消化されることはきっとないと思うので、『途中下車の味』は形を持った思い出としてひっそりと僕の部屋で息づいていくことになるでしょう。

そして僕はこの本を見るたび、口の中でほのかにリズールのカレーの香りが膨らみます。


リズール


大きな地図で見る



You may also like

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です