ワイルドバンチ—ジャズとビールと本の夜

選びぬかれた古書や酒に囲まれて、映画やジャズ、ブルースを語る…
同好の士が気軽に集まる隠れ家的なブックカフェ、それがワイルドバンチです。



晩ご飯も食べ終え、大阪から帰りのバスを待つ間お邪魔したバー。
店内に入ると自分ひとりで、PCに向かう店主さんが。

あれ、営業時間じゃなかったかな、と一瞬不安になりましたが、どうぞ、と奥のカウンターまで。
ビールを頼み、店主さんはレコードをかけ始めました。

「ライブをしたばっかだから汚いんだよね」と言う通り、きれいにピチッと整頓された店内ではありませんでした。
でも、流れるレコードと、かすかに薫る本の匂いに、とても落ち着けました。

ワイルドバンチ

ワイルドバンチ

お客は僕ひとりということで、自然と店主さんとの本談義に。
これが、旅の締めくくりとして、いい思い出になりました。

「本はそこにあるだけで満足」

という点で意気投合!

「いやー、正直、気になる本を買ったら、そこで満足なんですよね。買って読まない、なんてザラです」
「いいんだよ、それで。そんなもんだよ!」

太鼓判を押されて、読まずに溜まる本に覚えていた罪悪感が少し許された気がしました。

それと、

古本屋はやめとけよ!儲かんねぇぞ!

という言葉を店主さんから聞くのは、おかしいやらリアルやら。

醍醐味は、何と言ってもお酒を飲みながら本を眺められること。



ジャズが流れる薄暗い店内の本棚の間を、ビール片手に歩く。
至福の時間でした。

席に戻ると、またのんびりと、濃密なおしゃべり。
ビールをさらに一杯おごっていただいて、ありがたい限りでした。

そろそろ帰ろうかな、という時に常連の方々も見えて、丁寧に駅までの道を教えてもらいました。
「大阪に来たら、必ず寄ろう」なんて心に決めながら、夜の大阪をのんびり駅まで歩きました。

そんなワイルドバンチで買ったのは、中島らもの一冊。


今夜もきっと、ジャズが流れる店内で、幸運な誰かがお酒と本を味わうことでしょう。


ワイルドバンチ


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